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農・業界

(有)信州ファーム荻原 (長野県東御市)、「信州りんご米」を発売

  • 編集部
  • 2008年03月01日
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リンゴ堆肥を活用し、顧客のリピート率が向上 特栽米ブランド「やえはら舞」を主力商品とする(有)信州ファーム荻原(長野県東御市・荻原慎一郎代表取締役)では、19年産より同商品に「信州りんご米」という名称を新たに冠し、独自の栽培技術のアピールを図っている。
リンゴ堆肥を活用し、顧客のリピート率が向上

 特栽米ブランド「やえはら舞」を主力商品とする(有)信州ファーム荻原(長野県東御市・荻原慎一郎代表取締役)では、19年産より同商品に「信州りんご米」という名称を新たに冠し、独自の栽培技術のアピールを図っている。

 同商品の生産にあたっては、長野県内にある日本デルモンテ㈱の加工場からリンゴの搾りかすを引き取り、それを堆肥化して圃場に散布した。荻原昌真農場長によると、「食味が向上したばかりでなく、ネーミングのわかりやすさから消費者に勧めやすくなり、リピート率もアップした」という。

 商品開発のきっかけは、販促イベントの際に聞いた消費者の声。「信州といえばリンゴのイメージが強いが、コメも作っているとは意外」と言われ、ブランド力の強い信州リンゴを、コメづくりに活用するアイディアを思いついた。また、同社では2007年よりパン工房を開設して、天然酵母を取り扱っており、そのノウハウが発酵堆肥作りにも活かされたという。

 同農場長は「ただ特栽米というだけでは似た商品がいくらでもあり、独自性を打ち出す必要があった。今後もリンゴ堆肥を使った栽培技術を磨き、さらなる食味向上や収量アップを目指したい」と意気込んでいる。

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