記事閲覧
【特集】
市場の新野菜2
- 編集部
- 2001年11月01日
- この記事をPDFで読む
ケーススタディ:新野菜の農業生産者たち
新野菜を経営の柱に組み込む。そこには農業経営の原点がある。栽培方法から販売まで、全てを独力で切り開いていく。食べる人の嗜好を調理人たちと吟味し、生産にフィードバックしていく。農業経営者たちがどのように新野菜にとり組み、顧客の信用を得るためにどのような工夫・努力をしているのかルポする。
Case1 人の真似では売れない
■鈴木孝義さん
有限会社 ヤママツ鈴木農園
プロフィール:昭和13年9月生まれ。浜松西農協にて営農指導部長を務めた後、平成2年独立。主にハーブなどの新野菜の無農薬栽培に取り組む。平成10年、有限会社ヤママツ鈴木農園を設立。ハウス面積1.2ha(建坪)。取引先は全国の個人レストラン、外食チェーンなど。
――ルッコラ、ローズマリー、タイムは知っている。近頃若い主婦にも人気のハーブ類だ。しかし、セルバーチコ、オニオンブラウン、根パセリとなると、もう「?」である。こんなハーブや西洋野菜はどこで食べられるの?と思うが、ちゃんと需要はある。フレンチやイタリアンといった今話題のレストランで、本物の味を再現させる名脇役の野菜たちなのである。
有限会社ヤママツ鈴木農園(浜松市)の鈴木孝義さんは、30年前、まだこうした野菜が日本で手に入らなかった時代から、直接シェフたちの要望を聞き、ハーブや西洋野菜の栽培に取り組んできた。農協を辞めて8年前に独立してからは、とくに無農薬にこだわったハーブや野菜を専門に生産、販売している。その種類はざっと20品目あまり。
会員の方はここからログイン
編集部
特集
ランキング
WHAT'S NEW
- 有料会員申し込み受付終了のお知らせ
- (2024/03/05)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2023/07/26)
- 年末年始休業のお知らせ
- (2022/12/23)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2022/07/28)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2021/08/10)