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シリーズ TPP特集

これからの農政」東京大学農学部 本間正義教授

  • 東京大学大学院 農学生命科学研究科教授 本間正義
  • 2013年08月28日
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(取材・まとめ/窪田新之助)

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農業の3分割案

――これから日本の農業が向かうべき方向性ということでお話を聞かせてください。

私は「日本農業の3分割」を考えています。

――それは3本柱といった意味ですか?

ええ。一つ目は食料基地農業。これに当てはまるのはおおよそ大規模農家ですね。穀物をどんどん生産してもらう。二つ目はオランダ型農業。

――オランダ型ですか?

ええ、ここで中心になるのは果樹や野菜など施設園芸の農家です。これらの品目では関税が相当に低く、農家は強い国際競争力を持っている。これは「放っておいて農業」と言えるでしょうね。自立しているんだから農水省は放っておいてくれ、構ってくれるな、と。

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