記事閲覧
【シリーズ TPP特集】
「これからの農政」東京大学農学部 本間正義教授
- 東京大学大学院 農学生命科学研究科教授 本間正義
- 2013年08月28日

(取材・まとめ/窪田新之助)
シリーズTPP特集(毎週水曜日更新)はこちらから
農業の3分割案
――これから日本の農業が向かうべき方向性ということでお話を聞かせてください。
私は「日本農業の3分割」を考えています。
――それは3本柱といった意味ですか?
ええ。一つ目は食料基地農業。これに当てはまるのはおおよそ大規模農家ですね。穀物をどんどん生産してもらう。二つ目はオランダ型農業。
――オランダ型ですか?
ええ、ここで中心になるのは果樹や野菜など施設園芸の農家です。これらの品目では関税が相当に低く、農家は強い国際競争力を持っている。これは「放っておいて農業」と言えるでしょうね。自立しているんだから農水省は放っておいてくれ、構ってくれるな、と。
会員の方はここからログイン

本間正義 ホンママサヨシ
東京大学大学院
農学生命科学研究科教授
1951年山形県生まれ。帯広畜産大卒。アイオワ州立大博士課程終了後、小樽商科大、成蹊大教授などを経て現職。専門は農業経済学、農業政策論、国際農業経済論。主著に『農業問題の政治経済学』『農業問題の経済分析』など。
ランキング
WHAT'S NEW
- 年末年始休業のお知らせ
- (2022/12/23)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2022/07/28)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2021/08/10)
- 年末年始休業のお知らせ
- (2020/12/17)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2020/08/07)
