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女だからの経営論

イチゴ甘いか、酸っぱいか

水戸からバスに乗り、箕輪さんの住む鉾田町へ向かう途中、車中で幼稚園児の母親らしき女性がこんな会話をしていた。 「うちの子、イチゴを食べなくて。コンデンスミルクをつけてもイヤがるのよ」
イチゴ甘いか、酸っぱいか


 「きっと酸っぱいのが苦手なのよ」

 ふーん。イチゴ売り場にコンデンスミルクはつき物だなあ。でもあんなに甘いものとあわせると、どんなイチゴでも酸っぱく感じるのではないか?

 そういえば2歳になるうちの娘も、イチゴにちょっとお砂糖をかけて牛乳を注いでグチャグチャに潰す「イチゴミルク」の状態にしないと食べない。子どもにとってイチゴ=酸っぱいものであるらしい。

 そんなことを考えている間に、バスは箕輪さんの家のまん前についた。バス通りから屋敷へ続く道の途中にハウスがあり、イチゴの苗が白い花を咲かせている。

美代子 「1月からもう食べられるからね。甘くておいしいんだから」

三好 「あのう、箕輪さん家でもコンデンスミルクとかお砂糖かけます?」

美代子 「ううん。そんなのぜんぜんかけない。かけない方がずっとおいしいもの」

三好 「すごいですね。で、いつから出荷するんですか?」

美代子 「ううん、どこにも出さない。全部自宅用。ああ、あっちにもう一棟あるよ」

三好 「ええっ! これ全部自宅用なんですか? こんなに食べきれるんだろうか?」

美代子 「半年かけて家族全員でせっせと食べる。あんなにおいしいイチゴ、半年も食べられるんだから、しあわせだよね。ぜいたくじゃん」

 と誇らしげに笑っている。家族用のイチゴをハウス2棟分つくってしまうとは、「農家の母」は、やることが大胆だなあ。

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