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特集

“安心”は「農水省ガイドライン表示」の外にある

様々な農産物の偽装表示が発覚し、表示やトレーサビリティの徹底が求められるようになった。しかしその多くは、単に「農水省ガイドライン表示」に沿った表示方法かどうか、あるいはその表示と産地や栽培方法が同じかどうかだけを求めるものであって、それが「食べる人たち」に農産物の“安心・安全”を真に伝える情報となっているのかという問いかけがないように思える。
 様々な農産物の偽装表示が発覚し、表示やトレーサビリティの徹底が求められるようになった。しかしその多くは、単に「農水省ガイドライン表示」に沿った表示方法かどうか、あるいはその表示と産地や栽培方法が同じかどうかだけを求めるものであって、それが「食べる人たち」に農産物の“安心・安全”を真に伝える情報となっているのかという問いかけがないように思える。

 そもそも「農水省ガイドライン表示」で定義づけられている「有機」の基準は、「環境保全型農業」や「持続可能型農業」といった国際的要請の下に考えられたものであり、「食べる人たち」にとっての“安心・安全”といったこととは別次元の判断基準に基づいたものだ。更に「特別栽培」は「有機」の登録を取る人が少ないからということで考えられた案でもある。

 今まで、販売する側にとって“安心”をベースにした農産物についての情報がなかったのは事実だ。しかし長い目で食べる人の“安心・安全”を考えた時に、この“木に竹を接いだ”ような基準がいつまでも支持され得るものなのか疑問がある。

 そこで今回の特集では、「農水省ガイドライン表示」には語られていない農産物“安心・安全”のあり方やその情報の伝達方法について考えてみたい


対談‐1:昆 吉則 & JA全農 大消費地販売推進部 原 耕造さん
「ガイドライン表示」を超えて──“安心”の判断基準をお客様にどう伝えていくか


 消費者の“安心”を本当にサポートするのはどういった情報なのだろうか。そして、それをどのように情報公開し伝えていけばよいのだろうか。そこには一貫した情報公開システムの構築と共に、消費者や農業界の意識改革、量販店や外食が担うべき“安心”を伝える機能を変革していくことが必要となる(まとめ・榊田みどり)

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