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「食」のビジネスパートナーを探せ!

第10回

ちゃんとは多業種多業態を展燗する外食業です。いま各店でお客様から注目されているのば、野菜メニューのオリジナリティです。どこにも無いような産直の野菜なら、それだけで差別化出来ますからね。
井上誠さん
(株)ちゃんと取締役仕入部長
東京都港区西麻布1-15-1森ロビル
【プロフィール】昭和39年兵庫県生まれの38歳。大阪経済大学卒業。父が開いていた青果荷受け業の仕事を継ぐが、阪神淡路沖大震災で罹災し、仕事はいったん白紙に戻される。しばらくして(株)ちゃんとに入社。当時各店ごとに仕入れていた食材の仕入れを一括処理する業務部門が作られ仕入部の責任者となる。新しい流通の仕組み作りでも産直ルートを開発するため、インターネットで食材探しを開始。この7 月から「農ぶらんど」で野菜を仕入れ、今後も新業態でのチャレンジに意欲的だ。


Q 青果の荷受け業をされていたそうですが、震災に遭われて、本当に災難でしたね。

井上 ええ。震災で営業出来なくなり、出直しです。幸い親戚のツテもあってちゃんとに入社することが出来ましたが、荷受けの仕事をしていたことがここで生かせましたので、ちゃんとに入社出来てよかったと思います。

Q 井上さんがちゃんとに来られた当時は青果物の仕入れはどうだったんですか。井上 確か店数も15店ぐらいだった頃だと思いますが、当時は仕入担当の部署もなくて、各店ごとに料理長が業者に発注していましたね。業者は指定され決まっていましたが、各店ごとなので決済も複雑でした。

Q 井上さんが入社してから仕入部が出来たんですか。

井上 そうです。私がすべての仕入れを担当する責任者になりました。青果関係は以前やっていましたから勝手は分かりましたが、それ以外の物品や資材、消耗品などすべてにわたるので、最初は戸惑いました。でも、やってみると基本は同じなんですよ。

Q といいますと、どういう点が同じだったんですか。

井上 そうですね。野菜の流通にしてもそうなんですが、生産者から流通の大手にわたり、そこからまた仲買にわたり、小売りされる。この縦型といいますか流通の仕組みはどんなものも同じだったんですよ。それぞれのマージンが乗ってくるところも同じでした。

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