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高橋がなりのアグリの猫

農業界も、「人財」にお金を投資しましょう!

 月商1500万円の会社に社員が50人以上いて、人件費だけで2000万円以上ですから言われて当たり前なんです。なんですが、国立ファームは農業でぼちぼち食べて行くために作った会社ではありません。農業改革のために作った組織なんです。

 農業界を向上させたいのであれば、異業種から優秀な人財を呼んで来て核融合のような変化を起こすべきだと思います。その際、給料が農業界の平均よりも高いのも、異業種に移ってすぐに活躍できないのも、致しかたありません。僕は経営者なので給料が50分の1になりましたが、同じことを社員たちに押し付けません。これが「人財に投資する」という考え方です。

 どうも人材に対して、根本的な姿勢が違うようです。多くの会社は、100kgを持ち上げられる社員が毎日100kg持ち上げてくれれば良しとし、その仕事をベースに給料を決めていると思います。しかし、僕のやり方は違います。社員に対しては常に、その子の能力の120%を求め、120%に値する給与を「先払い」します。たとえ現在の能力が100でも、120になろうと努力していれば、120→144→172→206と能力が伸びて行きます。将来には千にも万にもなる可能性があるんです。

 うちの会社には、毎日僕に罵声を浴びせられ、常に120%を期待されながら、それでも辞めずに残っている20代の社員が30人以上もいます。これは給料が高いからではありません(実際20代の年収は240万円が基本です)。お金以上に自分の将来への可能性を感じられるから、人はついてくるんです。これだけ若くて熱い連中を集められる農業経営者が他にいますか? 今まで会ったことはありません。

 他の業界では、経営者の悩みは常に「人材」に関するものばかりです。お金をかけて採用し、一生懸命に育て、会社に留まってもらうべく待遇を改善し続けていく。それが経営者の姿なんです。さらに言うと、社員なんてものは、成長させてもらっておいて、成長したんだから給料あげろと言ってくるものです。これが我慢できなければ経営者にはなれません。それなのに、農業経営者の多くは、給料を支払うことに嫌悪感を抱いている人ばかりです。

 国立ファームは、今急激に人材が伸びています。ホワイトアスパラのように、地中でぐんぐん成長している若者の姿が、僕にはハッキリと見えています。

 今は何も結果を出していないから、負け惜しみのように思われるかもしれません。しかし、これは負け惜しみではありません。あえて言うならば、今月の「アグリの猫」は、読者のみなさんへの「念書」です。「成功宣言」を、僕は今この場でしているんです。

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