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江刺の稲

日本の野菜はソウルやパースよりも安いという“自信”

  • 『農業経営者』編集長 農業技術通信社 代表取締役社長 昆吉則
  • 第82回 2002年12月01日

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10、11月、読者とともに西豪州と韓国を旅した。本誌主催のツアーは、農家だけでなく機械メーカーや食品メーカー、流通・外食関係者など、異業種の人々が一緒に旅することを原則にしている。目線の揃う異質な人々の出会いを狙ってのことだ。また、同じ農業経営者でも、作目や経営内容、世代や地域によってその視点や知識は驚くほど違う。優れた職業人や生活者であればこそ互いが現実的な解説者となるし、また、異業種の視点によって触発される。そして、異質な風土や文化や人々に触れながら自らを見詰めることも旅の効用である。
 10、11月、読者とともに西豪州と韓国を旅した。本誌主催のツアーは、農家だけでなく機械メーカーや食品メーカー、流通・外食関係者など、異業種の人々が一緒に旅することを原則にしている。目線の揃う異質な人々の出会いを狙ってのことだ。また、同じ農業経営者でも、作目や経営内容、世代や地域によってその視点や知識は驚くほど違う。優れた職業人や生活者であればこそ互いが現実的な解説者となるし、また、異業種の視点によって触発される。そして、異質な風土や文化や人々に触れながら自らを見詰めることも旅の効用である。

“メイド・イン・ジャパンからメイド・バイ・ジャパニーズへ”のコンセプトによる農業投資を目的とした西豪州視察、展示会での“買い付け”と“日韓農業経営者交流”をテーマにした韓国への旅であったが、そのどちらでも参加した農業経営者たちに強く印象を与えたのは、思い込みとは異なる現地の野菜小売価格の高さ(日本の安さ)である。
 食文化が異なり、価格も高い店として案内されたパースの食品スーパーはともかくも、品種こそ違うものの、野菜の種類としては日本とほとんど変わりない韓国(ソウル)のスーパーで売られている野菜の値段に皆が驚かされた。

 果実関係はともかく、野菜類ではサツマイモやバレイショは皮剥けで傷だらけで土も付いたまま。パッケージにもお金や手間がかかっていない。パックされたレタス等を含めて「日本ならこれはハネ物だよね」というつぶやきが参加者の口から漏れた。

 もっと安いディスカウンターもあるにはあるが、見学したのは韓国農協中央会の子会社が運営するハナロクラブである。農協スーパーとも言えるハナロクラブは国産農産物だけを扱い、しかも流通をカットしている分、他の店より安く、外資系のスーパーを含め青果部門ではソウルで最高の売上を誇るという。

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