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農業情報クリップ

2002年12月 農業情報ピックアップ

【10/29 ゲノム 細菌から多細胞の昆虫に移転】

 産業技術総合研究所と東京大は、昆虫のゲノムの中に共生細菌の大きなゲノムの断片が入り込んでいることを発見したと発表した。ゲノムの中の遺伝子は親から子へと伝わるのが一般的だ。

 細菌間では種の壁を越えて「水平転移」が起きているが、単細胞生物である細菌から多細胞生物である昆虫への水平転移が自然界で起きたことが確認されたのは世界で初めてという。(毎日)


トピックス


【10/14 「夕取り」ホウレンソウを食卓に】

 新鮮さを売りに人気を集める「朝取り野菜」に対抗し、ホウレンソウの収穫日本一を誇る埼玉県深谷市のふかや農協が東京都内のスーパーで「夕取りホウレンソウ」を売り出した。

 夕取りはビタミンCや糖分が多いという研究報告がきっかけ。同農協は「朝取り至上主義は単なる固定観念。高品質な夕取りを深谷の売りにしたい」と意気込んでいる。(朝日)


【10/16 佐賀の農業者に食の国際賞】

 地域の食材を生かした伝統食を守る活動に貢献した人などに贈られる「第3回スローフード賞」を佐賀県江北町の農業、武富勝彦さんが受賞することが決まった。

 武富さんは1990年頃から、弥生時代の古代米である黒米を作り始めた。近くの川に生えるアシを肥料にした有機的な手法で赤米、緑米など希少な古代米を次々と生産。伝統食を周囲に広めたことに加え、環境に配慮した農法が受賞理由となった。(共同)


【10/22 国内初の農業投資会社 JAグループが設立へ】

 JAグループは、農業法人の資本増強を目指す投資会社を設立する方針を固めた。

 農業法人に出資する投資会社は国内初。農業法人の中には、収益力がありながら、担保がないため借り入れができず、必要な設備投資ができないケースも多い。そこで投資会社が農業法人に出資、自己資本を増強し、財務基盤を安定化、事業の育成を図る。投資会社は「アグリビジネス投資育成」で、24日に設立。資本金は18億円。(共同)


【10/30 JT、野菜事業から撤退】

 日本たばこ産業(JT)は、味のよいトマトなどの高付加価値野菜を大手スーパーに販売する野菜事業から来年6月をめどに撤退すると発表した。

 中国などからの輸入野菜の増加や通常の野菜に比べ高価格なことで消費者の支持が得られず、売り上げの低迷が続いたため。

 事業撤退に伴い、種苗の生産販売などの子会社「ジェイティアグリス」を来年7月以降に清算する。(共同)

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