ナビゲーションを飛ばす



記事閲覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加はてな
  • mixiチェック

「食」のビジネスパートナーを探せ!

第14回

Q:わしやさんは中野の街では老舗の食品店なんですね。宇田川:老舗といってはおこがましいですが、戦後すぐ、私が生まれた年の昭和23年創業なんですよ。父と母がここで商いを始めて2店までに増やしたのを、私が1980年に継いで少しずつ事業を増やしてきたんです。
Q:わしやさんは中野の街では老舗の食品店なんですね。

宇田川:老舗といってはおこがましいですが、戦後すぐ、私が生まれた年の昭和23年創業なんですよ。父と母がここで商いを始めて2店までに増やしたのを、私が1980年に継いで少しずつ事業を増やしてきたんです。

Q:現在、惣菜店は何店経営されているのですか。

宇田川:中野に1店、荻窪に2店、西荻窪に1店、それに西武線沿線の新井薬師に1店の計5店になります。各店で少し違いますが、平均客単価は大体800~900円といったところです。これは1人のお客様が150~200g見当で3種類ぐらい買われる計算になりますね。年商は今期で6億5000万円程になります。

Q:現在のようなセルフ方式を採用しての量り売りや、豊富な品揃えに変わったのはいつ頃のことですか。

宇田川:そうですね。4年半ぐらい前からでしょうか。これまでの対面販売では、塩干物や珍味類に加え、自社工場で調整したつくだ煮や煮豆類、惣菜類などを売ってきましたが、購入されるお客様の生活の変化によって、次第に調理済み食品、特に買っていってすぐに食べられるような惣菜類の比率が増してきたんですよ。

Q:量り売りは大手スーパーも採用している方式ですが、1gから売るというのは珍しいでしょう。

宇田川:そうですね。だいたい普通は100g単位ですからね。でもセルフだとキリよくパックに詰められないでしょう。端数が出るなら1g単位のほうがかえって合理的です。お客様もこれなら納得出来ますしね。価格帯で言えば1g1.6円と2.2円が中心になります。もちろん魚調理品や揚げ物類、中華惣菜では1個売りもありますが、他の惣菜はほとんどg売りです。

Q:惣菜類は常時何品目ぐらい用意しているのですか。

宇田川:約60品目です。そのうちの約80%以上で野菜が使われます。いま、その野菜の内容を変えていきたいと考えているんですよ。うちは、ほぼすべての惣菜が自家製なんですが、去年当たりから食品添加物に気をつかい始めまして、現在ではほとんどの調味料を無添加に切り替えています。

関連記事

powered by weblio