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農業情報クリップ

2002年12月~2003年1月 農業情報ピックアップ

テクノロジー


【12/16 イネゲノム 日本など解読成果を発表】

 日本など10カ国・地域が進めてきたイネのゲノムの解読成果が明らかになった。遺伝子は4万~6万個、ゲノムの大きさを示す塩基対は人間の約10分の1の約4億だった。栄養価の高い品種や、病害虫に強い品種の開発に役立ちそうだ。イネゲノム解読はスイスの企業などが今年4月に完了したと発表したが、日本政府は「精度は99.99%で、企業に比べて1桁高い。質の高いデータを公開するので、食糧増産に貢献できる」と主張する。(毎日)


【12/23 香りオレンジ、味ミカン 研究所が試験栽培で収穫】

 愛媛柑橘資源開発研究所はこのほど、オレンジと温州ミカンを組み合わせて、皮はオレンジのように香り高く、果肉はミカンに似て甘みが強い「キメラ柑橘」を開発した。

 キメラとは同一個体の中に遺伝子型の異なる組織が共存する状態。新品種は、「エクリーク15」と命名して品種登録を出願中で、登録されればキメラ柑橘では日本初となる。(共同)


【1/9 「突然変異遺伝子」を発見 イネ染色体で実働の証拠】

 染色体上を移動し、突然変異などを起こす「動く遺伝子」の一種がイネにあり、実際に働いていることを、日米の3チームが発見した。ゲノム解読が終了したイネで、遺伝子の機能解明や品種の改良に役立ちそうだ。

 発見したのは、動く遺伝子の中でも塩基配列が短い「MITE」の一種で、mPingと命名された。MITEはヒトをはじめ多くの生物で見つかっているが、実際に染色体上を移動する証拠がなく、すでに機能を停止した「化石遺伝子」とみなされていた。(朝日)

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