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食品の安全
【12/15 魚粉飼料に有害物質】
魚とその内臓物を原料として製造する家畜や養殖魚の魚粉飼料の中に、長期間摂取すると腎障害を引き起こす重金属の有害物質カドミウムが、最高で基準の3倍近くの濃度で含まれていたことが農水省の調べで分かった。同省は飼料安全法違反の疑いで、業者7社に対して始末書の提出を求めるなど改善指導した。
こうした飼料を食べた家畜や魚を介しての人体への影響について農水省は「直ちに危険があるとはいえない」としているが、専門家は「カドミウムは体内に蓄積しやすく、安全性の認識が甘い」と指摘している。(共同)
【12/22 ダイオキシン入りPCNBが6県に52t残存】
海外から輸入されて全国に出回った無登録農薬のうち、ダイオキシン類が含まれるため処分できない土壌殺菌剤のPCNBが、6県に計約52t残っていることがわかった。
国内で生産されたPCNBは回収が今年始まっているが、その2倍の量になる。安全な技術で処理できるのは03年度以降になるため、農水省は、紛失しないよう保管についての指導を強めることにしている。(朝日)
【1/7 県酪連挙げて「有機牛乳」】
熊本県酪農業組合連合会が、有機栽培した牧草などで育てた乳牛から生産する「オーガニック(有機)牛乳」の製品化に取り組んでいる。来年度中の出荷を目指す。
基準は、欧州各国で採用されている基準を参考に作られ、95項目にも及ぶ。(1)粗飼料に有機農産物を8割以上混ぜる、(2)成長促進剤の使用を禁ずる、などを規定したほか、排せつ物をたい肥にすることを義務付け、周辺環境にも配慮している。(共同)
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