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農業情報クリップ

2003年3月~4月 農業情報ピックアップ

4/1 死んだ牛のBSE検査開始 施設整わず16道県見送り 病気や事故が原因で死んだ2歳以上の牛を対象とする牛海綿状脳症(BSE)の全頭検査が1日から全国でスタートしたが、農水省によると、検査に必要な施設が整わないなどの理由で16道県が同日から実施できないでいる。これらの自治体は、検査態勢が整い次第順次始めるという。(共同)
4/1 死んだ牛のBSE検査開始 施設整わず16道県見送り

 病気や事故が原因で死んだ2歳以上の牛を対象とする牛海綿状脳症(BSE)の全頭検査が1日から全国でスタートしたが、農水省によると、検査に必要な施設が整わないなどの理由で16道県が同日から実施できないでいる。これらの自治体は、検査態勢が整い次第順次始めるという。(共同)


国際関係

【3/21 農業用水確保で関係強化を 「水と食と農」閣僚会議】

 滋賀県大津市で開催されている第3回世界水フォーラムで、「水と食と農」の閣僚会議が開かれ、財政や技術面での援助を通じて先進国と発展途上国の協力関係を強化することを盛り込んだ勧告文を採択した。

 今後世界の人口が増大する中で、食料確保と貧困緩和のため、農業用水の開発と維持を強化し、生産性の向上を図るとしている。

 WTO農業自由化交渉で、日本やEUが自国の農業を保護する理由として挙げている「農業用水には食料生産以外に環境保全など多面的役割がある」との考え方は、「認識すべきだ」として勧告文に取り入れられた。(共同)


【3/29 イラク復興支援はコメで 米余り解消と一石二鳥】

 イラクの戦後復興や難民支援に、政府米の備蓄を活用する案が農水省で浮上している。「顔が見える援助でコメ余りの解消も」との思惑だ。

 同省によると、政府米の在庫米は国産が約150万t、義務的な輸入米が約100万tで、合わせて国内消費の約3ヶ月分。例年援助に使う18万~20万tは、輸出国からの批判を避けるため「国産と輸入がほぼ半々」(食糧庁)だ。

 イラク周辺では輸入米と同じ長粒種が好まれており、この際、安価で財政負担が少ない輸入米を大いに「活用」したいとの意見もある。(朝日)


【4/1 WTO新ラウンド包括合意は可能 米USTR代表】

 ゼーリック米通商代表部代表は会見し、農業交渉のモダリティー(大枠)合意断念について、「我々は新ラウンドのプロセスをさらに前進させることができる」と述べ、04年末を目標とする新ラウンドの包括的な合意は依然可能との考えを示した。

 また、同代表は「貿易自由化の最大の恩恵国の日本が経済の2%を占めるに過ぎない農業保護にこだわるのおかしい」とも述べ、農業市場開放に慎重な日本の姿勢を批判した。(毎日)


構造改革・農協改革

【3/28 農協改革 農水省研究会が報告書まとめる】

 農水省の「農協のあり方についての研究会」は、農協改革の報告書をまとめた。

 農業協同組合の経営は、農産物や肥料、農薬の販売など経済事業の赤字を、金融や保険を扱う信用・共済事業の黒字で埋めているのが現状。報告書は、低金利などで収益が減っているため、「経済事業の収支改善が急務」と指摘した。特に、産地偽装事件で消費者と生産者の信頼を失った全農の改革を試金石と位置付けている。

 農協の農畜産物の販売取り扱い高は減少が続き、00年度は4兆9500億円と、10年間で23%減った。米価下落に加え、農協を通さず自力ルートを開拓し販売する農家が増えたのが原因で、今では農協を通す販売は56%しかない。(毎日)

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