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土門「辛」聞

米価大暴落がもたらす農業周辺業界への影響とは

 よい農家か悪い農家か。支払いの良し悪しで決まるが、プロなら生活態度をみてまずわかる。農家を訪れてみれば農機具や作業小屋の整頓具合でも分かる。農協でしか与信をしてもらえないような農家に限って、私生活も乱れている。いつもピーピーしているのに、夜になればスナックでカラオケ三昧だ。売り先もコロコロ変わる。業者相手に高く売りつけようとしているのだが、所詮は、農家、手玉にとるつもりが、業者に手玉にとられているのだ。

 機械に過剰投資の農家もいけない。認定農業者やらで、○○○○金融公庫(一つしかないが)の融資を受けた大規模生産者に、過剰投資組は多い。この種の農家に限って、土のことは頓着しない。というよりは機械の大きさイコール経営力と錯覚している風すらある。その結果が、某全国○○法人協会の幹部曰く、メンバーの7割から8割は赤字ということに相成るのである。この米価大暴落で○○○○金融公庫の融資担当者は焦げつきに気を揉んでいることだろう。真っ当なカネの貸し手なら、農業にとって最大の生産基盤である土をみて融資に応諾するかどうかを決めればよい話である。認定農業者ならカネを貸すというのは、ニッポン国の土地登記謄本ならガケ地にもカネを貸した住専融資に応じたアホで間抜けな金融マンと何ら変わりがない。いずれ同じ問題が○○○○金融公庫にも起きるはずだ。


マキ製作所倒産に見る補助金頼り経営の危うさ

 これから農業界で起きる先行事例のようなものがすでに起き始めている。その一つが選果装置のトップメーカー、マキ製作所(本社・浜松市、社長・京谷尚樹)が倒産したことだ。9月27日、静岡地裁浜松支部へ民事再生法の適用を申請している。負債総額は123億円。

 野菜や果樹の生産者はマキ製作所の名前をご存知のはずだ。1957年(昭和32年)2月に設立。資本金は11億8675万円。従業員301名。果実・野菜等の選果・選別施設の開発、設計、据付のほか、光測定装置や包装機械などの産業用機械の製造も手がけ、95年3月期には年売上高約193億円を計上。95年4月には株式を店頭登録、2004年12月にはジャスダックに上場していたが、いつの時代かに農林中金の息のかかった会社になっていた。

 倒産原因はごくシンプル。主力の青果物の選別プラント施設の国内需要が落ち込んだことだ。03年3月期の年売上高は約106億円にダウン。価格競争の激化もあって苦しい経営を余儀なくされていた。不思議なことに経営の抜本的見直し進めていた中で在庫処理に約44億円もかかることが判明、8月時点における期中損失額が約68億円、債務超過額が約23億円になる見通しとなり、法的手続きによる再建が不可避であると判断、突然の倒産に至る。

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