ナビゲーションを飛ばす



記事閲覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加はてな
  • mixiチェック

『農業経営者』定例セミナー

きちんとした有機農業経営 ~高品質な野菜を安定生産する技術~

  • 山下農園 代表 山下一穂
  • 第78回 2015年10月01日

    • 動画
      • 無料会員
      • ゴールド
      • 雑誌購読
      • プラチナ
山下さんは有機農業の世界では有名な経営者です。脱サラをして、高知県で有機栽培に取り組み始めて17年。自然の仕組みを活かして風土の中で行なう農業の本来のあたりまえさに徹しつつ、見栄えの良さ、美味しさといった顧客の満足の追求にも取り組んでおられます。2006年に有機のがっこう「土佐自然塾」を立ち上げ、塾長として有機農業を目指す若者の教育の場も設けていらっしゃいます。

 有機野菜というと、虫食い野菜でも化学肥料や農薬を使わない「有機」だからしょうがないといった声も聞こえてきます。しかし、「有機栽培」に対して顧客が求めている価値を十分に提供できていない、農業のプロとして甘えがあるのではないかと私は常々感じてきました。この点について、山下さんは「有機栽培か慣行栽培かという問題ではない。高品質の農産物でないと駄目なのだ」とおっしゃいます。もちろん、見栄えが良くて、美味しい有機野菜を安定的に多収量で作るのは難しいことでしょう。だからこそ、畑に耳を傾けて、感性を鍛え、センスを磨くことが大事だと。

 そこで、今回は、有機農業に関心をお持ちの方だけでなく、農業にかかわる多様な方々とともに、自然や風土のなかで行なう農業の意味と困難さ、そして、本誌が篤農家の言葉として伝えてきた「土を作れば作物勝手にできる」という話を山下さんの言葉で聞かせていただきたいと考えております。有機農業に限らず、土づくりに始まる「高品質な有機野菜」を安定生産する技術、農業を行なう上で前提となる感性やセンスは、あらゆる農業に共通します。
動画を視聴するための利用環境

※はじめてご利用の方は
必ずご確認ください。

  • 価格:
    1,100円

関連記事

powered by weblio