ナビゲーションを飛ばす



記事閲覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加はてな
  • mixiチェック

農業情報クリップ

2003年7月 農業情報ピックアップ

【7/23“もっと使え”と誤表示、6社の農薬15種類】

 使用回数を必要以上に表記するなどした誤表示の農薬が、少なくとも6社が製造した15種類で見つかり、農水省は全国の約240業者に対して一斉点検を指示した。誤った表示をしていたのは、日本農薬、エス・ディー・エスバイオテック、クミアイ化学工業、三共アグロ、日本化薬、住友化学工業の6社。正しい使用回数が3回なのに「5回」と表示したトマト向けの殺菌剤や、使用時期が収穫の3日前なのに「前日」と表示したレタス向けの殺菌剤などを製造・販売していた。(読売)


テクノロジー

【7/14 遺伝子組み換えで背丈低いイネ】

 イネの穂の数やコメの形には影響を与えずに、背丈だけを低くする遺伝子組み換え技術を東大と名古屋大、理化学研究所などが開発し、科学誌に発表した。

 通常のイネは、収穫量を増やそうとして肥料を多く与えると、背丈が伸び過ぎて倒れてしまうが、この技術を使った新品種なら肥料を増やしても背丈が伸びないため、最高で2割程度の収穫量の増加が期待できるという。(時事)


【7/15 家畜排せつ物を迅速処理】

 静岡大工学部の佐古猛教授は、「超臨界水」と呼ばれる高温高圧の水を用いて家畜の排せつ物を迅速に処理でき、同時に発生する熱を発電に再利用する技術を開発したと発表した。近く農水省の補助を得て発電施設の実用化に向けた実験を開始する。

 研究結果によると、600℃、150気圧の超臨界水内に排せつ物を入れると、悪臭や有害物質を発生させずに完全燃焼し、二酸化炭素と窒素ガスと水に分解された。排せつ物1t当たり800kw/時の発電量を取り出せるという。(共同)


【7/18 イネ遺伝子 3万2,000個を解読】

 イネの遺伝子約3万2,000個を解読し、うち約2万8,000個についてはおおよその機能を予測することに農業生物資源研究所と理化学研究所などの研究チームが成功した。病気に強いイネづくりなどの品種改良につながる成果で、米科学誌「サイエンス」に発表した。

 農業生物資源研究所などは昨年12月、イネのゲノムの解読に成功しており、イネの遺伝子は5~6万個と推定されていた。機能を予測した約2万8,000個の遺伝子を、既に解読されている他の生物の遺伝子と比較したところ、約5,000個は他の生物にはない遺伝子であることが分かった。(毎日)

関連記事

powered by weblio