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【農・業界】
カズサ愛彩ガーデンファーム (千葉県君津市)、首都圏からのシニア層や家族連れで賑わう
- 2007年11月01日
アグリアドバンスのスタッフが栽培指導
今夏、千葉県君津市に開園したリゾート菜園「カズサ愛彩ガーデンファーム」が人気を呼んでいる。
首都圏からのアクセスのしやすさと、現地の農家から栽培指導を受けられる点、お得な料金体系、充実したクラブハウスなどがシニア層や家族連れに受け入れられた。
アグリライフ倶楽部(本社=東京都中央区)が運営する当農園は、東京や横浜から、アクアラインを使えば車で約50分のところに位置する。約3,000坪の農地は、市が地元の農家から借り上げ、当社に貸与している。
7月の第一次募集では、用意した秋冬野菜用の50区画がすぐに埋まった。当初は、時間や生活に余裕のある団塊世代やシニア層を想定していたが、募集を始めたところ子供の情操教育に利用したい家族や若い人の申込も多かったという。
会員は、ほとんどの人が土いじりは初めて。プロの農家に指導してもらえるのと、会費が明瞭(農地使用料や、種苗・肥料代、クラブハウス使用料などが込みで10坪月額12,600円(税込)と15坪月額16,800円(税込)の2タイプ)なのも、こうした初心者層の申込につながった。
農園は、毎日開いており、火曜日以外は、地元の農業ベンチャー、アグリアドバンス(代表取締役=須藤久雄氏)の栽培指導を受けることができる。
現在は、ダイコンや白菜など18種類の秋冬野菜が作付けられており、11月にはミズナなどの収穫が予定されている。
充実したクラブハウスも当農園の目玉だ。館内には、ロッカー室や、シャワー室を備え、キッチン付ホールでは、採りたての野菜をその場で調理し、仲間内で楽しむこともできるほか、作付けの勉強会や、料理教室、ガーデニング教室も行なわれる。
同ファームの河井良幸理事は、「今の農園をより充実させ、将来的には首都圏を中心にこうした農園を増やしていきたい」と今後の展望を語る。
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