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農業情報クリップ

2003年10月~11月 農業情報クリップ

農水省が発表する2003年産水稲の都道府県別作況指数が、全国で「90」となったことが明らかになった。1993年の「75」(同年10月時点)以来、10年ぶりの不作となることが確実となった。
10/27 全国のコメ作況「90」に

 低温や日照不足など、冷夏の影響でイネの生育が遅れた上、実が入らない「不稔」の状態も多発し、全体の収穫量が落ち込んだ。特に北海道や青森、岩手、宮城の東北地方の太平洋側などで作況の悪化が目立った。(共同)


コメ不作・冷害

【10/23 冷害被害額3,148億円に 農家に210億円低利融資】
 政府は冷夏で被害を受けた農家に対し、低利で経営資金を融資するため、天災融資法の発動を決めた。同時に北海道と東北6県については激甚災害法を適用、融資額を引き上げる。融資枠は総額210億円。内閣府のまとめによると、5月中旬から9月中旬の低温や日照不足に伴うコメの不作などの被害見込み額は、合計3,148億円に上る。(共同)


【10/26 新米市場で「自由米」増える 高値見込み農家出荷】
 新米市場で、農協系統を経ないコメ(計画外流通米、自由米)の出荷が伸びている。コメ不作で、高値が見込める自由米を優先する農家が増えているためとみられる。

 9月までに農水省などの検査を受けた自由米は20万tで、前年同期に比べ約24%増えている。一方、農協系統を通す計画流通米(自主流通米と政府米)では、9月末までに検査を受けた新米は約70万tで、前年同期よりほぼ半分にとどまる。農家は相場を見るため農協への出荷を控えつつ、高値を提示する集荷業者向けには自由米として積極的に売っているとみられる。(朝日)


【10/28 農作物被害3,800億円】
 農水省は冷夏などによる農作物の被害見込み金額(10月15日現在)が、3,807億円に上ると発表した。5月中旬以降の低温や日照不足、長雨で水稲の作況が悪化したほか、豆類や果実にも肥大不良などの影響が出た。金額は1993年の1兆350億円に次ぐ水準。

 水稲と陸稲が全体の78%を占め、2,984億円と最も多かった。地域別では、東北が1,652億円と最も多く全体の43%。北海道は607億円、関東が553億円、九州が302億円、北陸が246億円などとなった。(共同)


【10/31 コメ価格、前週比12銘柄値上がり 10銘柄値下がり】
 農林水産省がまとめた10月第4週(20日~24日)のコメの卸・小売価格調査によると、2003年産米の小売価格は前週と比べ、30銘柄のうち12銘柄が値上がりした一方、10銘柄が値下がりした。

 前年より値下がりした銘柄も2つあった。卸売価格では、30銘柄のうち6銘柄が値上がりし、7銘柄が値下がりした。(読売)

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