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農業情報クリップ

2003年11月 農業情報ピックアップ


BSE



11/13 肉骨粉「BSE感染の危険性は低い」内閣府食品安全委


 BSEの病原体を含む恐れがあるため、2001年10月に出荷が禁じられた牛の肉骨粉が原料の液状肥料について、内閣府食品安全委員会は「BSE感染の危険性は低い」との結論をまとめた。

 同委の評価によると、液体にする過程の「アルカリ処理」によって、病原体の異常プリオンはアミノ酸に分解されるため、危険性はごく低くなるという。

 農水省は今後、在庫(約1,000t)も含め、牧草地に使わないなどの注意付きで製造・出荷を解禁する。(毎日)


11/28 BSE発生国からの牛受精卵、条件付き輸入再開へ


 BSE発生国からの輸入を禁止している牛受精卵について、内閣府食品安全委員会プリオン専門調査会は「感染牛の受精卵からの感染はないと考えられる」との意見をまとめた。

 農水省は近く、受精卵がBSE感染牛、疑似患畜以外から採取されたことや国際受精卵移植学会(IETS)の勧告に従って採取されたことなどを条件に輸入を再開する方針。(読売)


11/29 BSE対策の保管事業 不要な補助金25億円


 BSE対策をめぐる国産牛肉約1万1,000tの保管事業で、BSE発生前に冷凍されていたため、冷凍による価格下落分の補助対象とならない牛肉が約6、300tに上り、最終的に約24億7,000万円の補助金が不要だったことが農畜産業振興機構などの調べで分かった。

 保管事業のために計上された92億円の予算のうち3割近くが浮いた格好。農水省側は、概算払いしていた食肉業者から過払い分の返還を受けるなどして精算を終了した。(共同)


テクノロジー



11/14 トウモロコシ、4,000年以上前から品種改良 DNAで判明


 トウモロコシの品種改良は、4000年以上前から行われていた。古代の遺跡などから出土したトウモロコシのDNA解析をもとに、こんな分析を独英米の研究チームがまとめた。

 マックスプランク研究所のスバンテ・ペーボ博士ら研究チームが注目したのは、トウモロコシの形態や粉質などに関係する3ヶ所の遺伝子。現在のトウモロコシは品種改良の結果、この部分の遺伝子が特定の塩基配列をもち、茎が1本だけ伸びる姿をしたり、タコスなどの料理に適した成分を含んだりしている。

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