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農業情報クリップ

2003年12月~2004年1月 情報ピックアップ

12/24 米で初 BSE感染牛確認 アメリカのベネマン農務長官は緊急に記者会見し、ワシントン州で飼育された牛がアメリカ国内で初めてBSEへの感染が確認されたことを明らかにした。アメリカのワシントン州北部の農家で立って歩くことができない乳牛が見つかり、屠殺してこの牛の脳を調べたところ、2種類の検査でBSEに感染していることが確認された。(NHK)

コメ関連

【12/19 有名銘柄の8%に別品種混入】

 農林水産省は、コメ不作でニセ銘柄米が出回る可能性があるとして実施している新米の品質調査結果をまとめた。全国の小売りと卸売り計約3,300業者から集めたサンプル3万3,678点のうち、コシヒカリなどの有名銘柄米551点でDNA鑑定を実施した結果、8.0%に当たる44点で表示と異なる品種が混入している疑いがあった。さらに、酸性度指示薬による新鮮度判定を実施した981点のうち1.4%(14点)で、古米混入の疑いも判明した。(毎日)


【12/19 新米の小売価格小幅上昇】

 農水省がまとめた12月第2週のコメの価格調査によると、2003年産米の小売価格(全国平均)は、岩手ひとめぼれが前週と比べて3.6%高の5,832円(10kg、包装・消費税込み)となったものの、値上がりは調査対象32銘柄のうち20銘柄にとどまり、値上がり幅も小幅だった。北海道きらら397が0.6%下落するなど4銘柄は値下がりした。

 卸売価格は、岩手ひとめぼれが8.8%高の5,151円となるなど、25銘柄が値上がりした。(共同)


食品安全性

【12/11 家畜の「耐性菌」で抗生物質の使用見直しへ】

 抗生物質が効かない「耐性菌」が食肉用の家畜に広がっていることから、食品安全委員会は、人の健康への影響や家畜への抗生物質の使用の見直しについて検討を始めた。農林水産省によると畜産の現場では病気の予防や治療の目的で大量の抗生物質が与えられているため家畜に耐性菌が広がり、食品を通じて人に感染する可能性も指摘されている。(NHK)


【12/17 カナダから輸入、スーパーの豚肉に注射針】

 日本ハムの子会社で食肉販売会社の「中日本フード」が岐阜県各務原市内のスーパーに卸した豚肉の中に、注射針1本が混入していたことが分かった。針が混入していたのは、同社がカナダから輸入した豚ロース肉。先月同市内の女性が市内のスーパーで購入し、調理しようとして気付いた。針は長さ4cm。病気予防のために注射した際に豚が暴れ、針が折れてそのまま体内に残ったとみられる。(読売)


【12/17 韓国でトリのインフルエンザ発生】

 韓国中部でニワトリが大量死する事態が発生、同国政府の発表によると、死んだニワトリから1997年に香港で家禽類に流行、ヒト感染も確認されたH5N1型と同種のインフルエンザウイルスが韓国で初めて検出された。現在、ウイルスの遺伝子を詳細に分析している。政府は感染防止のため、発生地から3km以内で飼育されるニワトリ、アヒル13万7,000羽の処分を決めた。(朝日)


【12/22 国産牛の表示見直しへ】

 外国から輸入された牛を一時的に国内で飼育し、「国産牛」として販売するケースを防ぐため、農水、厚生労働両省の食品表示に関する共同会議は、輸入先の国名などを原産地として表示すべきとする報告書をまとめた。農水省は今後、JAS法を見直し、表示制度を改正することにしている。

 輸入された牛はこれまで、国内で3ヶ月以上飼育された場合には国産牛と表示して販売することが認められていた。改正後は最も飼育期間が長かった地名が原産地として表示される。また、銘柄牛の地名が原産地と異なる場合、原産地が併せて表示される。(共同)

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