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農業情報クリップ

2003年12月~2004年1月 情報ピックアップ


米国BSE牛

【12/24 米国産牛肉などを輸入禁止に 農水、厚労両省】

 農林水産、厚生労働両省は、米国でBSE感染の疑いがある牛1頭が見つかったことを受け、米国産牛肉と牛肉加工品、生体牛の輸入を禁止。輸入に必要な動物検疫所の輸入検疫証明書の発行を停止した。(毎日)


【12/24 各国が米牛肉輸入を一時停止】

 米国でBSE感染の疑いがある牛1頭が見つかったことを受け、日本や韓国に続きロシアやオーストラリア、シンガポール、タイ、マレーシア、台湾、香港、メキシコなども米国産牛肉の輸入の一時停止などを決めた。

 ロシアのゴルデーエフ農相は「米国からの牛肉輸入の一時禁止措置をとった」と明らかにした。台湾農業委員会(農水省)は、米国産牛肉及び牛肉関連製品の輸入の一時停止を決め即日実施した。


【12/24 BSE発生ない豪州、日本への供給急増は困難?】

 今回のBSE問題を受け、日本政府がアメリカ産牛肉の輸入禁止を決めたことで、オーストラリアの輸入牛肉の需要が今後、高まる可能性がある。日本は昨年、アメリカ産とほぼ同量の約23万tのオーストラリア産牛肉を輸入しているが、オーストラリアが日本向け輸出を急増させるのは困難との見方が強い。ただ、同国では昨年の干ばつで牛の肥育頭数が減り、今年1~11月の牛肉輸出量は、前年同期に比べ8.2%減少、輸出余力には疑問がある。さらに、日本向けの牛肉は「アメリカ向けなどに比べ、高品質で単価が高い」ため、アメリカ向けに輸出する分を日本に振り替えるのも困難だという。(読売)


【12/26 米国産牛の健康調査を各都道府県に通知】

 アメリカで初めてのBSE、いわゆる狂牛病の牛が見つかった問題で、農林水産省は、アメリカから輸入され国内で飼育されている生きた牛についても健康状態を調査するよう、全国の都道府県に通知した。通知では輸入検疫の記録に書かれた受入先のデータをもとに、アメリカ産の牛が今どこの農場で飼育されているかを確認し、BSEが疑われる症状が出ていないかなど、健康状態を調べるよう求めている。さらに今後アメリカ産の牛が病気で死んだ場合には、BSEの検査を必ず行うよう要請している。(NHK)


【12/27 国産の牛豚肉価格、じわり急騰】

 米国でのBSE発生を受け、国産牛肉や豚肉の卸売価格が急騰し始めた。日本食肉市場卸売協会のまとめによると、東京市場で輸入牛肉と競合するランクの交雑種の卸売価格は、BSE発生が伝わる直前の全国平均に比べて12~15%高、ホルスタインも10~17%上昇した。代替需要が見込まれる豚肉も、一般的な等級が東京市場で34%高、大阪市場で19%高となった。(毎日)

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