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【新・農業経営者ルポ】
価格を2割下げればイチゴの輸入は止まる
- (株)ホーブ 代表 髙橋巖
- 第40回 2007年10月01日
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規模の大小ではない。髙橋巖が代表を務める(株)ホーブは、これからの日本農業、あるいは農業経営の目指すべきひとつの形を示している。非農家である髙橋が創業した同社は、夏秋イチゴの育種・生産・流通・販売までを一貫して行ない、さらに全国から冬イチゴを調達して、通年で品質管理されたイチゴの安定供給を実現している。また、コスト低減のために、契約生産者向けの生産資材の販売も行なう。
夏秋イチゴ「ペチカ」を育種したことが成長の発端となり、同社は創業から18年目の2005年8月、ジャスダックに上場を果たした。同社のチャレンジは、米国からの輸入に頼ってきた夏のイチゴ供給に「国産化」の夢を与えたと言える。
夏秋イチゴ「ペチカ」を育種したことが成長の発端となり、同社は創業から18年目の2005年8月、ジャスダックに上場を果たした。同社のチャレンジは、米国からの輸入に頼ってきた夏のイチゴ供給に「国産化」の夢を与えたと言える。
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髙橋巖 タカハシイワオ
(株)ホーブ
代表
北海道上川郡東神楽町。1953年、大分県別府市生まれ。静岡大学農学部卒業。金印わさび(株)(現・金印(株)を経て、87年6月に(株)ホーブ設立。組織培養による花卉、食用ユリの増殖の傍ら、夏秋イチゴの自社栽培を始める。93年に自社育成のイチゴ四季成性品種「セリーヌ」、95年に「ペチカ」を登録。97年、業務用イチゴ卸の大手1西村を買収。同時にイチゴの通年供給を開始。イチゴの育種・苗生産から生産・流通・販売までのすべてを行なう。05年8月、ジャスダックに上場。07年6月期売上は約43億円。従業員44名、道内中心に全国約300戸の契約生産者を持つ。
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