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木内博一の和のマネジメントと郷の精神

「苦」の世界を「和」の世界に

時間軸より魅力軸

 社員の士気を上げるために大事なのは、仕事の当事者になってもらうことだ。仕事を時間軸で見るかぎり、「これだけ働いたからこれだけ報酬をくれ」という自己評価で終わるが、「この仕事に関わりたい」という魅力軸で見ることができれば努力し自ら育つ。不満が生まれるのは、時間軸>魅力軸の時ではないだろうか。ここを目指そうという思いを共有していれば損得勘定は自然となくなるし、その意識が組織の方向を決める。

 こう言うと「それはおまえの会社だけで通用する理屈じゃないか?」と思う読者がいるかもしれない。確かに会社は100社あれば100通りの出来方がある。ただ、どんな組織もゼロから立ち上がる。そしてその職場で、働く人の一所懸命から行き着く先は「和」であるほうがいい。その大切さは、どの組織も同じなのだ。

 一人で一所懸命やって「苦」しか味わえないところから、「和」の組織は生まれない。

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