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新・農業経営者ルポ

本州最北の地で挑んだ乾田直播と父との格闘

決してコメづくりの条件に恵まれているとはいえない本州最北の地で、40年前からいち早く機械化農業の発展と可能性を信じ、その導入と技術の革新に全力で取り組んできた福士英雄氏。低コストで競争力ある稲作経営の発展の軌跡は、機械化を拒んだ父や、マニュアルなき新技術との格闘の歴史でもあった。取材・文/青山浩子 撮影/布田直志
 血気盛んで豪快な経営者を勝手に想像していた。なにしろ、借地、作業受託面積(延べ)をあわせると約130ha。直播栽培の面積だけで16haだ。一法人で行なう直播面積では日本最大級だろう。こんなダイナミックな経営体を、リーダーとして長年引っ張ってきた人物だ。

 予想に反し、作業用のつなぎを脱ぎながらソファーに座った福士英雄氏は、端正な顔立ちで、謙虚で穏やかなイメージの人物だった。だがひとたび話しが始まると「格闘」という言葉が何度も出てきた。「格闘」があったということは、その分だけの「挑戦」があったということだ。

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