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スーパー読者の経営力が選ぶあの商品この技術

無農薬有機栽培と大規模経営を巧みな技術と機械化で両立

除草剤や化学肥料を使わない、自然環境にも配慮したコメづくり――。いわゆる有機栽培は、病害虫や雑草、コストの問題から、大規模な土地利用型農業とは相容れない関係と思われがちだ。しかし、最先端の機械による合理化があってこそ実現できる有機栽培もあることを、杉山農場は示してくれる。
有機物循環の条件を整え農薬を使わず作業を省力化

 鬼怒川流域で水稲と畑作の輪作を行なう杉山氏は、栃木県でも有数の大規模農家である。いわゆる有機栽培に取り組んでいるが、単に堆肥を入れるだけでなく、適期・適度の投与と、それを餌として活性化する微生物とのバランスを考えた土づくりを目指している。農薬を控えているのも、有用な微生物を活性化させ、土作りのサイクルを健全化するためだ。水田が本来持つ生物の多様性を活かし、省力的で持続可能な有機物循環農業を実践しているのである。

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