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『農業経営者』定例セミナー

農場は人が創る~農業でプライドをどう表現できるか~

  • (有)永井農場 専務取締役 永井進
  • 第19回 2008年08月08日

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20歳で就農後、まず自主販売米のパッケージをデザインした永井氏。26歳で農場のコンセプトを形にした管理棟を建築。最近ではワイン文化の形成を意識したワインプロジェクト、小学校との稲作交流などの「農場づくり」から職業人の誇りを発信している。若手の「後継者」が挑む、新しい農場経営を語る。

 

  • 価格:
    494円
 

【『農業経営者』編集部からのセミナー解説】

「僕が就農した頃の農業は3Kと言われることもありました。それなら僕が素敵な農業を作ろう、と思ったことが農場作りの根底にあります。うちのスタッフが、農業に携わっていることや永井農場で働いていることに、自信と誇りを持てるようにしたい」

 8月8日の定例セミナーは、本誌連載中の「永井進の農場スタイルノート」でおなじみの㈲永井農場専務取締役永井進氏にお話をいただいた。同氏は長野県東御市で酪農と稲作の複合経営に取組みながら、若手ならではの発想で農場づくりを進めている。

 今回のセミナーは、取材で毎月永井農場に足を運んでいる本誌編集部の土井が司会となり、インタビュー形式で進行した。もともと土井がいろいろな農場の会社案内を集めているうちに、永井農場のパンフレットを見て「これが農業生産法人 」と驚き、それが連載開始のきっかけになっている。

 確かに同社のパンフレット『百』は斬新で洗練されている。ページをめくると、パートナー企業との対談記事、コメの栽培方法へのこだわり、などなど雑誌のような感覚で読んでしまう。それにしても費用対効果が気になる。

「売上の1%は農場のブランディングにかける予算と考えています。1千万円かけて5年間何もしないより200万円を毎年かけるような使い方で、毎年パンフレットを更新しています。取引先の店頭にも置いてもらい、農場のことを知っていただくコミュニケーションツールとしても役立っています」

 パンフレットには明治35年創業の味噌の老舗『すや亀』が製造する『永井農場のこだわりみそ』のようなコラボレーション商品も紹介されている。永井農場が栽培する有機減農薬栽培米のコシヒカリで作る米麹を使った商品だ。異業種とのコラボレーションでは、お互いを活かして高めあえる関係作りが大切、と永井氏は語る。

「永井農場は長野県内でも、まだほとんどネームバリューがありませんが、すや亀さんは老舗の味噌屋として有名です。すや亀さんの製品に永井農場の名前が入っていたりすれば、それは私達の価値を引っ張り上げていただくことにもなっているわけです」

 農場では、スタッフが働きやすい環境づくりにも取り組む。その一環として事務所はログハウス風に建築した。来年は、景観も含めた農場全体のデザインを見直していく予定だ。「働いている人が素敵だと思える農場をコンセプトにして、何十年先も素敵な農場であるために、今どうあるべきか考えて農場の設計を進めています」


▼セミナー参加者の声がこちらからお聞きになれます。

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