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【『農業経営者』定例セミナー】
日本の農林水産物を愛するお客様のために~1200張の『緑提灯』が灯るまで~
- (独)農研機構理事 中央農業総合研究センター 所長 丸山清明
- 第25回 2008年11月07日
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【『農業経営者』編集部からのセミナー解説】
「専門はイネの品種改良ですが、酒飲みであります。呑兵衛の部分でこういう遊びをしています。ですから遊びとしてまず聞いて頂きたい」 11月7日の定例セミナーは、農研機構理事 中央農業総合研究センター所長の丸山清明氏に、『緑提灯』運動についてお話を頂いた。日本産食材の使用量が50%を超えるお店を『緑提灯』でアピールしようという運動である。05年春に北海道小樽1号店で始まった運動は全国に広がり、現在は1500店舗を越えている。
「03年秋に北海道に赴任した際、さっそく北海道の食材を楽しもうとしたら、意外に道産品が少なかった。自給率200%の北海道の飲食店で、道産食材が使われてないのでは、観光客や出張者がガッカリするのでは?」と考えてこの運動を開始したという。 日本産食材の提供量がカロリーベースで50%を超えれば星ひとつ、60%を超えれば星ふたつという具合で、90%を超えると5ツ星提灯が掲げられる。「ただし星の数は店主の自己申告。星の数は店主の心意気です。認証制度ではありません。認証とは他人に認めてもらうこと、自主申告で自らの覚悟を示してもらえばいい。正直を重ねて信用を得ることが大切なんです」
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丸山清明 マルヤマキヨアキ
(独)農研機構理事 中央農業総合研究センター
所長
1947年生まれ。69年東京大学農学部卒。74年同大学農学系大学院修了(農学博士)。同年農林水産省北陸農業試験場。97年農林水産省農林水産技術会議事務局研究開発課長。以後、(独)農研機構作物研究所長、同北海道農業研究センター所長、農林水産技術会議事務局研究総務官等を歴任。2006年から現職。
『農業経営者』読者の会 定例セミナー
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