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『農業経営者』定例セミナー

遺伝子組み換え作物の最前線~研究開発の可能性、および消費の現状について~

  • 日本モンサント(株) 代表取締役社長 山根精一郎
  • 第29回 2009年04月10日

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世界的にGM作物の消費量は増えており、日本でもそれは同様だ。私達は食産業に携わる一員として、GM作物について情緒的ではなく科学的に、お客様にきちんと情報を伝える準備が必要ではないか。遺伝子組み換え技術の研究開発や栽培消費の現状、農業や環境保全に果たす役割について、日本モンサント(株)代表取締役社長・山根精一郎氏にお話を頂く。
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【『農業経営者』編集部からのセミナー解説】

 

4月10日の定例セミナーでは、日本モンサント㈱代表取締役社長の山根精一郎氏に講演頂いた。世界的にGM作物の消費量が増えているなかで、日本も例外ではない。私たちは食産業に携わる一員として、GM作物について情緒的ではなく科学的に、お客様にきちんと情報を伝える準備が必要ではないかというセミナー趣旨に、小売業や外食業からの読者が多く参加した。

 講演ではモンサント社の紹介、世界と日本の穀物需給動向に始まって、GM技術の持つ意味、現在利用されているGM作物のベネフィット、安全性評価の仕組み、消費者の不安の持ちかたへと解説が進んだ。

 代表的な消費者の不安としては、昆虫病原菌の一種、バチルスチューリンゲンシスの遺伝子を導入して害虫抵抗性を持たせたBtトウモロコシに対して「そもそも虫が食べて死ぬような食品は大丈夫なのか?」というような不安もあれば、「GM食品を食べると、自分の遺伝子も変わってしまうのでは?」というレベルの不安もある。いずれにしても正しい理解のための情報提供が重要だ。事実、簡単な利点情報を聞くだけで、GM作物に対してのイメージは大幅に変わるという。

 話題はその後、日本農業への利点、開発最前線のGM作物などに話題が発展。質疑応答では米国でGM小麦の開発が進まない理由、種子の独占問題などについても言及、忌憚ない議論が進んだ。

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