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『農業経営者』定例セミナー

私の加工ジャガイモ挑戦記~茨城県での土地利用型経営の実践~

  • (有)ソメノグリーンファーム 代表 染野実
  • 第31回 2009年05月15日

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本誌2008年12月号 新・農業経営者ルポに登場した染野実氏。4年前に始めた加工ジャガイモ作りでは、導入初年度目から5haで開始、初年から4tを越す収量をあげた実績をもつ。そして後作のソバ、ドリルシーダで播く緑肥を兼ねた陸稲、小麦を加えると、4~5年輪作を畑作で実現している。茨城県内でも有数の土地利用型経営の実践について、お話頂く。
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【『農業経営者』編集部からのセミナー解説】

 

 5月15日開催の第31 回定例セミナーでは㈲ソメノグリーンファーム代表取締役社長の染野実氏に講演頂いた。同社は茨城県坂東市にある県内でも有数の土地利用型農業を営む農業法人である。 染野氏には本誌08年12月号のルポにもご登場頂いた。セミナーでは、ルポでは触れていない加工ジャガイモ栽培への挑戦の動機と、その経営における意義についてお話を頂いた。

 米麦ソバ栽培からなる経営で、作業量の差が月によって大きい事が問題だと感じていた同氏は、05年カルビー向け加工用ジャガイモを始める。最大の動機は年間の作業を均一化することだった。
 それまで同社の作業暦では7月に主だった作業が入っていなかった。一方、府県のジャガイモ栽培では、7月が収穫期で最も繁忙期となる。初期の機械投資などのハードルはあったが、人材を有効に活用するのに最適の作物だった。

 結果的に初年度から4t近い反収を継続。その成功を支えたのはパートナーとしての集荷業者や、目線のあった農業経営者とのネットワークだった。ジャガイモの集荷は㈲油屋という集荷業者が担っている。今年は培土がうまくいかず、芯ずれが発生した。そのとき、小型耕うん機を持って駆けつけたのが同社のフィールドマンだった。畦間に耕うん機を通して、補正を手伝う。単なる物流の中継業者ではない。また同社が組織する産地、茨城ウエストポテトの会では頻繁に情報交換などを行って、互いに技術力を高めている。


▼セミナー参加者の声がこちらからお聞きになれます。

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