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リレー訪問 農場に勤める誇りと夢

[前編]仕事の意味を問い直し、スタッフ主導で進める農場づくり

齋藤 それは農業の研修をするところなんですか?

森 いえ、農業に限ったことだけ教えているわけではなくて、異業種の方も来るようなところですね。

山下 ほかにも剪定の先生や料理の先生もいますね。

齋藤 いろいろな先生がいますね。

山下 やりがいとか内面的な事を教えてくれる先生もいて、ここには月1回、必ず全員で行っています。

森 日本経営品質賞を受賞したこともあるネッツトヨタ南国という企業に関連したところで、行くたびに何かしらの刺激を受けますね。

齋藤 どういった内容なんですか?

山下 ビデオを見て思ったことをグループごとに話し合って、まとめた意見を発表する。それに対してほかの人が質問してディスカッションするという流れです。大串農園の経営シナリオを考えたりしたこともあって、かなり深い内容なんです。

齋藤 仕事をした上に、そういう勉強もするわけですか。

山下 話しを聞くと納得できるようなことも多いんですよ。何のために働いているのかとか、根本的なところから考えさせられたことで、漠然としていた自分の考えも鮮明になりましたね。やるごとに自分が成長していく実感があります。


経営理念も役員もスタッフが決める

山下 会社の経営理念もスタッフが考えを出し合って作ったものなんですよ。

齋藤 経営理念なんて考えたこともないですよ。

森 最初は経営者が考えるものだと思っていたんですが、今は自分たちで作って良かったと思いますね。毎日の朝礼でも唱和しているんですよ。

山下 私たちにとってお客様はどういう存在かなどを考えたことで、スタッフの目線が一つの方向を向けるようになった気がします。こうして外に出て勉強したことを仕事に活かして、自分たちで新たに農場を作りあげていくような感じですね。

齋藤 実際、スタッフが役員も決めるそうですね。

山下 はい。部長と課長はスタッフの投票で決めています。希望者がいれば、まず立候補して選挙ですね。

齋藤 森さんは生産課の課長でしたよね。これで当選されたわけですね。

森 はい。最初はプレッシャーもあったんですけど、ほかのスタッフも助けてくれますし、いい関係ですね。

山下 働く方も“やらされ感”がないんですよ。

森 でも、1年に1回、こうして役員を決める機会があるので、そのたびに役員が変わることもあり得ます。

齋藤うちの農場では、なかなかできないやり方ですね。1000枚くらいの田んぼを管理しているんですけど、地主同士の人間関係もあって、そういうことを把握できていないと役員は務まらないんです。

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