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農業技術進化系

農薬 水田雑草に幅広く効果を発揮する ピラクロニル剤が試験販売を開始

各種水田雑草に対し、幅広いスペクトラム(効果)を有する成分としてピラクロニルを開発した。
 各種水田雑草に対し、幅広いスペクトラム(効果)を有する成分としてピラクロニルを開発した。

 これまでの雑草防除では、ヒエ剤、カヤツリ剤、広葉剤といった狙った雑草ごとに薬剤を使用するのが一般的だ。ピラクロニルはイネ科、カヤツリグサ科、広葉類のいずれにも活性を有する。多くの雑草に効果を示す既存剤としてはスルホニルウレア系薬剤(SU剤)があるが、近年抵抗性を持つ雑草も増えている。SU剤抵抗性雑草としてはアゼナ類、コナギ、ミズアオイ、ホタルイ、オモダカなどが挙げられるが、ピラクロニルはこれらにも有効である。

 本剤はPPO阻害剤に属することから、散布後3~7日で効果を発現する。極めて速効的で、使用者の安心感が得られやすい薬剤である。同時に低温条件での効力低下が少ないことも本剤の特徴と言える。

 昨年末にはピラクロニルを母剤とする薬剤の農薬登録を取得。ピラクロン単剤「ピラクロンフロアブル」(初期除草剤)、混合剤「ピラクロショットフロアブル」(初期除草剤)、混合剤「ピラクロエースフロアブル」(初中期一発除草剤)がそれである。さらに、これらに加えて年内にSU剤との混合剤についてもいくつか登録を取得する見込みだ。「ピラクロン」の試験販売は3月より実施する。本年は現地での実証試験を主体に進め、09年より本格販売すべく準備を進めている。

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