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特集

事業計画書は夢を伝える手段!

 つまり、事業計画書とは経営者の頭にある事業内容を論理的に整え、事業の仮説を立てることにある。大事なのは、事業を行なっていく上で、その仮説を活用することだ。生かされなければただのお飾りにすぎない。とはいうものの、計画書に固執するのもよくない。ここで、ある読者の声を紹介しよう。

「初めて書いたときは、今思えば大層できれいすぎるプランができた。計画倒れになったが、今の事業を実現するうえで役立った。理想と現実のギャップを埋め、着実に前に進んでいくために、今では計画書がない経営は考えられない」(愛知県・トマト施設園芸法人)

 計画書の作成はゴールでなく、既存事業のリスタート、あるいは新規事業のスタートの一歩だ。自身の思いから生まれた仮説を検証し、活動を修正し、目標と実際を対比できる便利なツールだ。夢に向かって地道な作業を積み重ねる覚悟も生まれる。経営者にとって事業の羅針盤が手に入ると思えばいい。


スタッフと経営者が共有する経営指針として

 事業計画書の効用は、事業を進める上で不可欠な家族やスタッフの行動と直結する。計画書は事業の目的を共有し、日々の業務活動をする上で具体的な方向性や達成指標を示す役割も持つからだ。だが、スタッフと心的距離が近すぎて、これらを伝えることの意味、必要性が理解されていないケースが往々にある。家族、スタッフの側も、ひとつの方向に向かって主体的に仕事に取り組む上で、指針があった方がいい。内容はともかく、書くだけでも経営者の本気度が伝わるというもの。これは大きな力だ。

「日頃文章を書かない社長から突然、計画書を見せられた。聞いていた話だが、『本当にやるんだ』という気合が伝わってきて、自分も力になりたい、という気持ちが俄然高まスタッフと経営者が共有する経営指針としてった」(長野県・コメ農業法人)

 同様に必要な人材を採用するときにも確実に効力を発する。将来像に共感する人を雇える可能性が高まる。

 計画書はあっても、その内容が社員と共有されていない場合も少なくない。たしかに生産や管理、営業など個別目標は与えられている。しかし、最終目標を知らない状態では、その計画が達成できる可能性は少なくなる。

 事業計画書とは、自身の事業を情熱的に語り、しかも計画性を持ち合わせることで、スタッフや関係者を目的の実現に尽き進める経営者のためにある。このように説明できるだろうか。

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