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土門「辛」聞

支離滅裂の自民党 農政族「減反強化方針」

 この農閑期も、東北や北陸のコメ主産地を巡ってきた。その一つ、東北のとある町に出向いたが、どこも火が消えたような寂しさで、笑顔も見えない。筆者が気にとめたのは、農村に残った若者達の覇気のなさである。

 その若者達の覇気のなさをみていて、つくづく思うことがある。誰も気がついていないと思うが、長老政治的手法で農家に減反を押しつけてきた結果、若者はコメづくりに見向きもせず農村から出て行ってしまったことである。

 減反強化を農家に求めれば、やがて農家は、貯金や農協共済の解約に始まり、やがては出資金を取り戻して農協脱退ということに発展していくだろう。いくら飴をしゃぶらせて減反強化が、そんな動きに拍車をかけるきっかけになるだけと思うのだが、西川代議士はこのことを想像できるだろうか。

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