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【世界の農業機械・資材トレンド】
米国、オーストラリア、南アフリカ、フィンランド、オランダ
- 編集部
- 第15回 2009年05月01日
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米国 大規模圃場の作業に大きな助っ人
「怪物」の異名を持つケースIH社のコンバインだが、北米大陸で発売されたコンバインの中でも最大馬力を持つ9120型の性能は最高との評判だ。同機の自慢は標準485馬力、最大で523馬力に達する出力と容量1万500リットルの穀粒タンクだ。
耕作地が増加している米国中西部では、良質な労働力を確保するのがますます困難になっている。短期間で大規模圃場の収穫作業をしなければならない生産者にとって、ケースIH社が提供する9120型コンバインは決定版と言えそうだ。「最高レベルの生産性を求める大規模圃場の作業に適した、無段変速機、ローター逆回転装置、ケースIH社製のアクシャルフロー・シングルローターなどのコンバイン技術が採用されています」と同社のレオ・ボース氏は語る。
オプションとして、浮揚性に優れ、土壌踏圧を低減できるハーフクローラを前輪に装着できる。同社の調査によると、この幅90mmのゴムクローラは、全米で常用されている二輪タイヤに比べて土壌踏圧を50~60%も軽減できる。
また、9120シリーズは、8~12列形式の新型コーンハーベスタ・IH3400シリーズとの相性がよい。このハーベスタの特徴は茎を除去する機能が改良されている点で、これによって信頼性が大幅に高まった。大規模圃場でのトウモロコシの収穫作業で活躍する、強力なフィーダー・リフト・パッケージもオプションで用意されている。
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