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高橋がなりのアグリの猫

「オリジナル」こそ「弱者」が勝ち残る道なんだよ

1・人と同じものを作るな!

2・徹底的にこだわれ、妥協するな!

3・過去の成功にとらわれるな!

 僕は、これをAVの世界でもとことん追求して成功を収めました。これって農業の世界にもつながるポイントだと思いませんか? 

 他人と同じものを作っていたら、下請けの人間は仕事をもらう人に頭が上がりません。人と違うものを作って初めて「作ってくれませんか?」と頼まれるようになるんです。

 その際に大切なのは妥協しないことなんです。「モノ作り」っていうのはひとつでも妥協してしまうと、どんどん妥協してしまうんです。農薬をかけないというこだわりを持つのなら、とことんそれにこだわり続けることなんです。

 そして、「過去の成功にとらわれないこと」です。過去に青首大根で儲かった農家が、ずっと青首大根だけを作り続けて、時代の流れをまったく無視して貧乏に苦しんでいる。そんな農家が多すぎます。

 こうして「自分だけにしか作れないオリジナル商品」が持てれば、状況は大きく変わってくるんです。

 テレビの世界では著作権を持てなかったから、僕は自分で著作権を持てるAVの世界でSOD(ソフト・オン・デマンド)を立ち上げました。最初は、法外な卸値を要求する問屋ともいろいろ対立しました。でも、それでも僕は「売れるAV」ではなく、「オリジナルなAV」作りにこだわり続けました。

 そして、人と違うものを作り続けた結果、問屋を通さなくても店のほうから「おたくの商品がほしい」と言われるようになったんです。それが、自分で流通網や直営ショップを作るきっかけになったんです。それはすべて、どこにもないオリジナルのものだったから可能になったことなんです。

 こうして、SODは価格決定権を持つことができるようになりました。農業の世界ではどうですか?この世界で価格決定権を持っているのは、ファーマーズ・マーケットさんぐらいで、あとはほとんど大手のスーパーに好き勝手に価格を決められているのが現状ですよね。

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