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木内博一の和のマネジメントと郷の精神

なぜいま農業の時代といわれるのか

金融危機の余波で工場労働者の首切りが常態化し、その受け皿として農業がもちあげられている。なぜ農業なのか。工業と農業の違いは何か。農業のどこにそんな可能性があるのか。考えてみた。
 “百年に一度の不況”が押し寄せ、巷では「これからは農業の時代だ」との声が上がるようになった。一体、農業のどこにそんな可能性があるのだろうか。誰もちゃんと説明しきれていない。自分なりに考えてみた。 これまで大きく日本を引っ張ってきた動脈産業は工業である。その特徴として、ヒット商品ができると競合が生まれそこから寡占化が進みやすいことが挙げられる。一方で、分解できる工業製品は模倣もしやすい。商売を継続していくには、利益を減らすか、いかに安い原料を調達するかだ。需要があるうちはそれが工業の成長モデルだった。

 現在、レアメタルなど鉱物資源の食い潰しが進み、そのモデルが限界に達しつつある。同時に市場が縮小するなか、リプロダクト商品が世にあふれて、今までのようなペースで動脈を拡張することが困難になっている。

 日本の地域経済は工場立地で栄えてきたが、金融で先行需要を食い尽くした結果、空洞化している。そのため、これまで工場などへの転用期待で高値がついていた農地が、適正価格に下がり利用、購入しやすくなる。農業は生業からビジネスとして専業農家が正味の勝負ができる環境が生まれるのだ。

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