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農・業界

赤坂四川飯店 (東京都)、鉄人の店も顔の見える野菜に

  • 編集部
  • 2003年09月01日
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「中華の鉄人」として知られ、テレビ番組などでおなじみの陳建一さんの経営する「赤坂四川飯店」(東京)では、産地や生産者の顔の見える野菜の使用に乗り出す。消費者の健康志向の高まりから、「中華でも野菜は間違いなくお客様のニーズの高い素材。安全性の問題もあり、僕らは現場の見えるものを使う努力をしなければいけない」と陳さん。飲食店での産地表示は最近増えているが、中華料理店ではまだほとんど見られない。「鉄人」の新たな試みは業界でも話題を呼びそうだ。
 四川飯店では、すでに沖縄県宮古島産のパプリカなど一部の野菜を産直で仕入れているが、今後は、ナス、キャベツ、ハクサイ、キュウリなど、普段よく使われる野菜も産直に切り替える。だれが作ったどんな野菜かをすぐに答えられるようにすることで、顧客とのコミュニケーションにも役立て、変化する消費者のニーズを調理場に反映させていく。

 現在は各地からサンプルを取り寄せている段階で、陳さんは「僕自身が産地に直接行って話をしたい。生産者は料理人と同じで、真心込めて作っている人の野菜なら大丈夫。最終的にはメニューにも表示する」と話している。

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