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農・業界

葉ネギ (有)アトップ(静岡県浜松市)、施設拡充に注力

  • 編集部
  • 2003年11月01日
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葉ネギ生産全国トップクラスの(有)アトップ(静岡県浜松市)が施設の整備、拡充に力を注いでいる。今年は約80a分のハウスを増設。熱湯による土壌消毒用に新たなボイラーを購入することを決定した。また、作業工程を合理化るすために、来年5月までに自動頭上灌水機の設置を全ハウスの6割程度まで進める。投資額は3,000万円を越すが、同社では施設の充実によって生産ロスも減らせると判断。2005年度には2億3,000万円の売り上げを目指している。
葉ネギ (有)アトップ 施設拡充に注力売り上げ2億円台回復狙う

 葉ネギ生産全国トップクラスの(有)アトップ(静岡県浜松市)が施設の整備、拡充に力を注いでいる。今年は約80a分のハウスを増設。熱湯による土壌消毒用に新たなボイラーを購入することを決定した。また、作業工程を合理化るすために、来年5月までに自動頭上灌水機の設置を全ハウスの6割程度まで進める。投資額は3,000万円を越すが、同社では施設の充実によって生産ロスも減らせると判断。2005年度には2億3,000万円の売り上げを目指している。

 アトップは現在、ハウスと露地を合わせた8.3haの栽培面積で年間約370tの葉ネギを生産。県内や東京などに出荷し、今年は1億8,000万円の売り上げを予定している。天候不順で続いた夏場は特に、量販店などからの引き合いが強かったが、「規模が大きいだけでは、十分な対応ができなかった」(徳井厚夫社長)

 ここ数年、育成した若手社員の独立が相次いだこともあり、作業面での効率化は懸案だった。同社長は「熱湯消毒で雑草や病害虫を減らし、かん水の自動化によっても作業が合理化できる」と話しており、停滞気味だった売り上げを今度2年間で再び2億円台に回復させたい考えだ。

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