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【農・業界】
(有)大自然ファーム(熊本県菊池郡)、フルーツニンジンのジュース共同開発
- 編集部
- 2003年11月01日
ブームで引き合い増大
(有)大自然ファーム(熊本県菊池郡・本田和寛社長)のフルーツニンジンを使った生ジュースが首都圏の百貨店などで売り上げを伸ばし、11月の出荷を前にニンジンの引き合いが増大している。高糖度に着目した総菜メーカーとジュースを共同開発したところ、「デパ地下」で大ヒット。出荷が需要に追いつかない状態という。
フルーツニンジンは、肥料の使用をできるだけ抑え、ソルゴーなどの緑肥を畑にすき込むなど、本田代表が土作りにこだわって栽培している。臭みがなく、糖度が9~10度と高いことに、総菜メーカーの柿安本店(三重県桑名市)が着目。ジュースの開発が進められ、今年2月から、百貨店の地下で売り出された。
ニンジンを使ったジュースは、TVの情報番組などで「高血圧やガンを防ぎ、ダイエット効果もある」と紹介され、女性を中心にブームが広がっている。このため同ファームには直接ニンジンを買いに来る消費者もおり、化粧品メーカーからも取引を打診されているという。
本田代表は「ニンジンが身体に良いことは分かっていたが、生食ではたくさん食べられなかった。ジュースなら飲みやすいので、ブームは定着するだろう」と話している。
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