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【農・業界】
(株)アッチム・クァイル (韓国)、カットフルーツの宅配事業
- 編集部
- 2003年11月01日
OLが起業、半年で顧客1万人に
カットフルーツのパック詰めを早朝、会社や家庭に届ける新ビジネスが、韓国で人気を集めている。OLだった女性が昨年秋に始め、顧客数はわずか半年で1万人を超えた。
この宅配ビジネスを手がけているのは「(株)アッチム・クァイル」。3~5種類のカットフルーツを1人用または家族用にパック詰めし、月に20回程度配達している。1人用は量や種類によって3タイプあり、値段は1ヶ月で3万4,000~5万8,000ウォン(約3,400~5,800円)。最も小さい「ジュニア」タイプ(300g入り、3万4,000ウォン)の中にはミカン1つ、ブドウ5~6粒、ミニトマト7~8個などが入っている。1食分の値段は、現地でのコーヒー1杯(約3000ウォン)の半額ほどに相当する。配達はフランチャイズ加盟店に任せており、午前5時~8時に配る。
同社は、アパレル会社に勤めていた 朱 燦 榮 さん(32歳)が設立した。韓国でも朝食を抜く人が増えているため、「健康にいい果物が手軽に食べられれば喜ばれるはず」と起業。「初めは、若い女性をターゲットにしていたが、サラリーマンや主婦の注文も多い」と広報担当者は話す。
当初は、ソウル市内の一部地域での配達だったが、加盟店が増え、今年6月から全国に配送している。加盟店を500店舗まで増やす目標で、日本への進出も考えているという。
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