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農・業界

地大豆豆腐の尾瀬ドーフ(群馬県片品村)、販売部門を有限会社化

  • 編集部
  • 2003年11月01日
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自社で生産した大豆で豆腐を作っている尾瀬ドーフ(群馬県片品村、千明市旺代表)はこの秋、販売部門を有限会社化した。将来は生産部門も生産法人化する計画。
 自社で生産した大豆で豆腐を作っている尾瀬ドーフ(群馬県片品村、千明市旺代表)はこの秋、販売部門を有限会社化した。将来は生産部門も生産法人化する計画。

 尾瀬ドーフは、地大豆「大白」を使い、ざる豆腐などを製造・販売している。店頭販売に加え、地元の宿泊施設や飲食店への納入が販売の中心だが、近年は関東を中心としたホテル、居酒屋チェーンからの注文も相次いでおり、販売部門の有限会社化に踏み切った。売り上げは年々伸び、昨年度は約7,800万円。

 大白は収量が少なく、もともと地元には同社以外の作り手がいなかった。千明代表は生産者を募り、契約栽培農家を90人まで拡大。現在は、年間22tの大豆を使っており、同社と契約農家で約半分をまかなう。残りは北海道産の「袖振」だが、将来は全量を大白で作ることを目指している。

 地大豆へのこだわりについて、同代表は「大白は片品の気候や土地に合っており、他の場所ではうまく育たない」と話す。「それをお年寄りに作ってもらって手で刈る。そんな大豆で作った豆腐だからこそ、ストーリーがあり、それが付加価値になる」という。

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