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農・業界

(有)米シスト庄内(山形県余目町)漬物、6種販売開始

  • 編集部
  • 2004年02月01日
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(有)米シスト庄内(山形県余目町、佐藤彰一社長)が、新たに6種類の漬物を開発、このほど販売を始めた。素材には地場の野菜を用い、合成保存料や添加物は一切使っていない。佐藤社長は「無添加で日持ちがしない漬物こそ本物」と話しており、今後、コメとのセット販売などを広げていきたい考えだ。

無添加で「本物の味」目指す

 (有)米シスト庄内(山形県余目町、佐藤彰一社長)が、新たに6種類の漬物を開発、このほど販売を始めた。素材には地場の野菜を用い、合成保存料や添加物は一切使っていない。佐藤社長は「無添加で日持ちがしない漬物こそ本物」と話しており、今後、コメとのセット販売などを広げていきたい考えだ。

 開発した漬物は「家族の食」というブランド名で統一し、長芋醤油漬、大根・人参の醤油漬、山形みどり菜・大根醤油漬、紅花と大根、白菜キムチ漬、季節の旬野菜を使った醤油漬の6つ。市場から産地指定で減農薬栽培の野菜を調達し、同社の加工施設「でどこ」で加工する。「でどこ」とは庄内弁で台所を意味する言葉で、「農家の台所文化を継承したい」というメンバーたちの思いから名付けられた。

 値段はパック(80~100g)売りの場合、148円(希望小売価格)。パッケージは、テーブルに立てても倒れないスタンドパックタイプで、食べかけでも保存しやすいようチャックで開閉できるようにした。

 同社は8人のメンバーで構成され、これまでにも独自ブランド米「めだかのお米」のほか、玄米せんべいの「すっぴん煎」などを販売してきた。また、近隣生産者から集めた野菜をコメとセットにし、東京都内の飲食店に納入するなど、多角的な営業を展開している。

 新規事業である漬物の担当は斉藤勝幸さん。農作業だけに携わるのではなく、漬物部門の立ち上げとともに参加した。転職者だが、独学で漬物を研究しており、同社としては、組織を利用した後継者育成を図る狙いもあるという。

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