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【農・業界】
JA高岡(富山県高岡市)、野菜作り200万円運動 開始へ
- 編集部
- 2004年02月01日
スーパーと提携 産地開発図る
JA高岡は2004年度から、組合員農家の野菜生産・販売を促進する「畑が職場!野菜作って200万円運動」と「1品目販売金額1億円園芸産地づくり事業」を始める。富山県下のローカルスーパーを組織、支援するアルビス(株)(本社・大門町)と提携。作付け品目や栽培方式、栽培暦を設定して契約生産に取り組む。
富山県は野菜生産が全国最下位で、1品目で1億円以上の販売額があるのは、ネギを生産する氷見、新湊、富山の3カ所だけだ。このためJA高岡では最下位脱出を図ろうと、2年前から「畑でパート!自家菜園で50万円」運動を始めた。運動には360人の農家が参加。アルビスが商品供給する14店舗に販売コーナーを設け、朝採り野菜などを出荷してきた。生産者は店舗を選択できる仕組みのため、店側も地場野菜を確保しようと集客に努め、昨年の販売総額は7000万円に達した。
産地開発を本格化させるため、来年度からの200万円運動では減農薬・減化学肥料栽培の軟弱野菜や生産地域限定ダイコンなど14品目を予定している。また、ホウレンソウ、トマト、ナスで、1品目1億円の販売を目指す。
企画に当たった県高岡農業改良普及センター園芸班の大島晃主任は「各店舗との信頼関係を活かした契約取引で、安定経営のセミプロを多く育てたい」と話す。JA高岡は1月から各地で座談会を開き、農家に事業への参加を呼びかける。
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