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【農・業界】
㈲小松園芸(長野県望月町)、レタス、コンテナ出荷で買い手側とも交渉へ
- 編集部
- 2004年03月01日
「評価知り、密なやりとりしたい」
(有)小松園芸(長野県望月町)はこの春、農協を通したレタスのコンテナ出荷をめぐり、買い手側の量販店との直接交渉に臨む方針だ。出荷にかかわるJA全農長野、地元市場と協議の上、量販店と接触。出荷期間や日量、価格の決め方などを話し合う。小松博文社長は「まず知りたいのは商品の評価」と話しており、系統出荷の枠内であっても、買い手とのコミュニケーションを深められる態勢作りを目指している。
小松園芸では、従来の農協出荷に直販の要素を取り入れようと、周辺地域では異例のコンテナ出荷を始めた。昨年は5月下旬から9月まで日量50ケース(1ケース5kg)のレタスを契約出荷。しかし、JA全農長野からは「買い手は名古屋方面の量販店」としか知らされず、値段などの交渉でも相手はJA担当者だったという。
このため今年は買い手側と直接話し合う機会を設け、「まず相手を知ることでお互いの理解を深めたい」と小松社長は言う。量販店との交渉が実現すれば、対応できる日量や期間を設定しやすくなり、これらを基に全体の作付け計画を立てられる。「この方法がうまくいけば、キャベツ、ハクサイでも同様の道が開ける」(同社長)との考えだ。
同社は今年、借地を30a増やし、キャベツ、ハクサイなどを含めた作付け延べ面積は約15haを予定している。従業員も5人に増加した。また、この冬からは小松社長の妻、真知子さんがマッシュルームの栽培を試験的に再開した。
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