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【農・業界】
ビオファーム(静岡県芝川町)、料理本を出版
- 編集部
- 2004年05月01日
多彩な料理法で「農民」の家庭料理提案
フレンチレストランの総給仕長から転身し、静岡県芝川町で、野菜の栽培を手がける松木一浩さんが、料理本『[ビオファームまつき]の野菜レシピ図鑑』(学習研究社・1785円)を出版した。農場で採れる56種類の野菜で作るオリジナル料理124品をフルカラーで紹介。泥つきのまま台所に運んだ野菜を手軽に楽しめる内容になっている。
松木さんは、かつて東京の高級フレンチレストラン「タイユバン・ロブション」で総給仕長を務めた後、栃木県の有機農業塾で栽培を学んだ。2000年、富士山麓の芝川町に移住して新規就農。1.8haの借地で輪作体系を組み、少量多品目の野菜を化学合成農薬を使わずに栽培。個人やレストラン向けに宅配している。
自身も無類の料理好きで、この本にも「ごぼうのフリット」「しいたけのイタリアン焼き」など、西洋料理のエスプリを感じさせる料理が多数ある。和・中・エスニックなど、多彩な料理法を駆使しているが、だからと言って、決して手の込んだ料理というわけでもない。松木さんは、名刺に「農民(Paysan・フランス語)」と刷り込んでおり、本著で提案しているのも、畑から野菜をストレートに食卓へ運べる農民の家庭料理だ。
松木さんの元には、農業や田舎暮らしに憧れる非農家出身の若者が多数訪れ、アドバイスを求めるケースが多い。これまで妻の以佐子さんと栽培を続けてきたが、今年から通いの研修生を1人雇い入れ、規模拡大にも乗り出している。
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