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【農・業界】
(農)食彩工房たてやま(富山県立山町)、かんもち紙風船」が人気商品に
- 編集部
- 2004年05月01日
レンジで膨らむ遊び心受けて
富山県立山町の(農)食彩工房たてやま(西田弥生代表理事)が発売する「かんもち紙風船」(3個入り350円)が、地元テレビや全国版のメディアに取り上げられ、人気商品になっている。昨年11月以来、すでに1万個を売り上げており、西田代表理事は「見て楽しめて、食べて楽しめる遊び心あふれた商品ができた」と話している。
かんもちは富山の伝統食で、蒸したモチ米をついて極寒期に乾燥させたもの。加熱するとふくらんでおかきのようになる。
これに、かつて富山の薬売りがおまけに配り歩いた紙風船を合わせたのが新商品。紙風船は6面体で、表面には立山連峰やかんもちの乾燥風景などが印刷されている。たたんで真空状態にした紙風船の中に、小さいかんもち3個が入っており、レンジで温めると、中のかんもちと紙風船がふくらむ仕掛けだ。
紙の印刷には体に害がないよう、大豆インクを使い、のりにはデンプンを使うなど、安全性にも配慮した。
メディアに取り上げられて話題となったが、開発以来、組合員らが関東・東海方面にまで飛び込み営業してきたことも、売上増につながった。「大学の行事に使いたいので、紙風船に大学名を入れて作ってほしいといった特別注文もあります」と西田代表理事は言う。
食彩工房たてやまは、89年に地域女性の加工グループとしてスタート。かんもち製造を軌道に乗せて独自に加工場を建設し、99年に法人化した。「手作り、ほんもの、無添加」をモットーに、富山特産の白エビ、ヨモギ、シソなど23種類のかんもちを製造・販売するほか、のしもち、赤飯や地場の野菜を使った漬物などと合わせ、昨年は約4000万円を売り上げた。
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