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新・農業経営者ルポ

花き産業の先端を拓いた“雇用できる経営”追求

中学生の頃、農業で何人もの社員を雇う経営者になると志を立てた茨城県の農家の長男を、まともに相手にする者はいなかった。経営のイメージはあっても、知識もお金も人脈も不足していた若者は、やがて、ホオズキ、さらにデンマークカクタスと出合い、日本でもトップクラスの生産者へと成長する。三和園芸・鈴木隆社長が手探りでつかみ取った成功は、家族経営の農家が経営者に昇華するには、未知なる道を切り開く、起業家魂が不可欠であることを示唆している。
 毎年7月9日と10日の2日間、東京・浅草の浅草寺で「四万六千日の日」に開催される「ほおずき市」は、250もの露店が境内に並び、約40万人もの参拝者、観光客が訪れる、夏の始まりを告げる風物詩である。

「四万六千日の日」というのは、その日に参拝すれば4万6000日分の功徳があるとされる特別の日で、1日の参拝で126年分に相当するのだから、一生分どころか、ほぼ二生分にも値する、このうえなくありがたい縁日だ。「ほおずき市」は、約230年の歴史を持ち、「四万六千日の日」に青ホオズキの実を飲めば、大人は癪しゃくの種(腹の立つ原因)を切り、子供は虫の気を封ずるとの伝承に基づく伝統行事。江戸時代には青ホオズキの実は、解熱や婦人の胎熱に特効のある漢方として珍重されていたので、まんざら根拠のない訳でもないようである。

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