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高橋がなりのアグリの猫

企画力の国立ファーム。加工品に挑戦します!

付加価値のある商品・サービスを提供することは言うまでもなくビジネスの基本中の基本です。新鮮で安心な野菜をできる限り安く売るのではなく、野菜そのものにどうやって付加価値を付け、高くても喜んで買ってもらえる商品にできるか。そのためには流通や販売方法にも付加価値を付けることが国立ファームのミッションと考え活動してきました。
 まずは篤農家から違いのわかる野菜を分けていただき、「やおやのそうざいや」や「農家の台所」で料理した野菜と野菜そのものの販売を試みています。そんな中で、旬が一番美味しいのに、一気に採れるがために需要と供給の関係で安くなる野菜や、規格という市場流通が決めた“流通のための”ルールや多少のキズによって取引されず畑の肥やしになってしまう野菜や果物を見るたびに何とかしたいと考えていました。

 野菜を無駄にしないためには結局加工をするしかありません。今までも機会があれば片手間ですが農産物の加工品を企画したり試作品を作ったり、一部は販売もしてきました。

 今年の春には「テキトー栽培で作った赤カブのレモン酢漬け」を販売して大好評をいただきました。地元の果樹農家さんが赤カブを栽培したところ、豊作で売り先に困っていると聞いたからです。たまたま同時期に漬物屋さんから国立ファームとコラボをしたいとオファーをいただいていたので、製造と販売をお任せして実現できました。生産者さんに栽培のこだわりを聞くと「何のこだわりもないから無農薬・無化学肥料で勝手に育った」とおっしゃるんです。僕は面白いと思い、「テキトー栽培」というネーミングにさせていただきました。「テキトー」だから安全で美味しい赤カブが出来たと説明文を入れたのがウケた要因のようです。

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