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木内博一の和のマネジメントと郷の精神

「知産知消」がマーケットを広げる

自律を目指してマーケットを開拓する。しかし、小売の要求に応えれば応えるほど経営の依存体質は高まる。そこで必要とされるのが顧客視点のものづくりだ。産地と消費の両方を知ること、「知産知消」が負のスパイラルを解消する。
 本質的に農業は下請け産業である。そう言い切ると、「そんなことはない。小売と対等の関係だ」と反発する人がいる。だが、何もしない状態で売り手と買い手が対等ということはあり得ない。ほとんどの消費者は、スーパーの評判や商品構成を基準にして生鮮食品を購入する。つまりわれわれは小売の暖簾や販売テクニックに依存して、商売をしているわけだ。


本来のマーケットインとは

もちろんもっと自律しようと努力している農家も少なくない。特に若い世代は、農協に出荷しているだけの親のやり方を改め、小売との契約栽培を始めるなど、販路の開拓を工夫している。彼らはそうした結果に自信を抱き、「われわれは進化したのだ」と胸を張るだろう。気をつけたいのが、売り先ができたとき、その達成感で進化が止まりがちなことだ。

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