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醒めた目と強い信念の二つは相反するように思える。しかし、その両方を自分のなかで両立できたとき、ビジネスを貫徹することができる。大きなプロジェクトに限らず、日々の行動規範としてもこの考え方は役立つ。準備の時間はどれだけさけばいいのか、全体の「見える化」を進めるようになるからだ。例えば一日の使い方であれば、早朝は計画を練る時間、昼は行動、夜は記録と効率的に配分したり、過去を記録し、現在を把握し、未来を予測する習慣が日常生活の中で身についていく。単純なアイディアレベルでは、「投資倒れになりはしないか」と延々と悩みがちな金についても迷わなくなるだろう。信念から見れば金は目的ではなく、実現させるための手段になるからだ。
別の言い方をすれば、こうした決め事は合理化と言ってもいいかもしれない。合理化というと、コストを下げるため過剰に経費を節約したり、長年勤務した社員を平気でリストラしたりと悪いイメージがあるが、それはアイディアベースで合理化を実行しているからだ。思いつきで始まる、合理化は長続きしない。顧客を意識した醒めた目と信念に基づいて動けば、事業は絶えず合理化し生産性は向上していく。
別の言い方をすれば、こうした決め事は合理化と言ってもいいかもしれない。合理化というと、コストを下げるため過剰に経費を節約したり、長年勤務した社員を平気でリストラしたりと悪いイメージがあるが、それはアイディアベースで合理化を実行しているからだ。思いつきで始まる、合理化は長続きしない。顧客を意識した醒めた目と信念に基づいて動けば、事業は絶えず合理化し生産性は向上していく。
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坂上隆 サカウエタカシ
農業生産法人 株式会社さかうえ
社長
1968年鹿児島県生まれ。24歳で就農。コンビニおでん用ダイコンの契約栽培拡大を通して、98年から生産工程・投資・予算管理の「見える化」に着手。これを進化させたIT活用による工程管理システム開発に数千万円単位で投資し続けている。現在、150haの作付面積で、青汁用ケール、ポテトチップ用ジャガイモ、焼酎用サツマイモなどを生産、提携メーカーへ全量出荷する。「契約数量・品質・納期は完全100%遵守」がポリシー。03年、500馬力のコーンハーベスタ購入に自己資金3000万円を投下し、トウモロコシ事業に参入。コーンサイレージ製造販売とデントコーン受託生産管理を組み合わせた畜産ソリューションを日本で初めて事業化。売上高2億7000万円。08年から食品加工事業に進出。剣道7段。
坂上隆の幸せを見える化する農業ビジネス
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